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エジンバラフリンジ演劇祭・準備編

初めてのイギリスでの夏を経験している私です。ロンドンはかなり涼しく、雨ばっかり降っていたので日本の夏が恋しいと文句を言っていましたが、8月になって急に暑くなってきました。せっかくあったかい服買ったのに!


 

というわけで、今回はエジンバラフリンジフェスティバルの準備編です。


エジンバラフリンジ演劇祭とは?

https://www.edfringe.com (公式サイトです)


'The Fringe is a world-renowned performing arts festival that takes place every year in Scotland's picturesque capital city, on stages and in venues throughout Edinburgh.' (from https://www.edfringe.com)


端的にいうと、誰でも申し込める演劇祭。毎年8月に開催されていて、第一回は1947年に遡る。出展する作品の選考はなく、それはつまり個人/団体が会場をおさえられれば公演を行うことができる。故に実験的なもの、つまり訳のわからないやつもたくさんある。多くのショーのチケットは平均10ポンドぐらいで買えるが、無料のやつもたくさんある。路上パフォーマンスもたくさんあるはず。


演劇をやっている身としては、行っておかなければいけない気がして勢いでチケットなどを買った次第。もしこれを見て、はるばる日本からエジンバラ演劇祭に行きたくなった人用に、費用や役にたつ情報がもしあれば書いておこうと思います。


今回私が購入したショー達は以下。私は学生なので、Consessionチケットを買いました。少し安くなるのです。


- Alan Turing - A Musical Biography

- Clown Sex

- Avenue Q

- Songs for a New World

- Edges

- After the Act

- Death Suits You

- Little Shop of Horrors

- Brave Space

- Andre and Dorine


トータルで£130ぐらいだった気がする。日本円には直したくない。

一本一本のレビューは絶対に書く。それがいくらクソ小学生のような感想文であろうと。私はこのためにイギリスに来たのだ。というのは過言ではあるが、これはイギリスにミュージカル留学している私の義務である。


ピンク文字はミュージカル、黒文字はフィジカルシアター。そう、ほぼミュージカル。ミュージカル界では有名なのもいくつかあるが、私はどれもみたことがない。舞台は一

期一会で、有名なものもタイミングが合わなければなかなかみれる機会がない。映画などと違って、オンラインでどこでもみれるというものでもないので、見れるうちにと思いミュージカルをメインにしてみた。あとは、私はフィジカルシアターにも興味があるので何個か見てみようと思う。




チケットはもちろん紙ではなく電子です。どうやら1つのQRコードが全てのチケットの代わりになる模様。さすがイギリス、こういうところが大好き。こちらでは大体のことは電子で済ませられます。




また、EdFringe専用アプリもかなり使えそう。自分がカレンダーに登録したショーをスケジュール表にして表示。ショーをタップすれば、チケットも出てくるし、Venue(会場)もタップすれば1発で地

図アプリに入力してくれる。




























私はロンドンから行くのですが、エジンバラへは電車で約5時間、飛行機で約1時間半ぐらい。格安航空の評価があまり良くなかったのと、電車の方が少し安かったので今回は電車で行きました。往復約百ポンド。現在のレート(180yen/pound)で大体18,000円。高いのか安いのかよくわからないが、イギリスの電車賃は時価なので早めに予約すれば安いし、ギリギリで予約すればもう少し高くなる。夜に到着してその日はそのまま一泊。次の日からショーを見て、3泊4日で帰ってくる予定。ホステルをbooking.comで予約。6人部屋のベッド1つ、40ポンド弱。これは相場よりかなり安いはず。


行く前に、The Stageでこんな記事を見つけて読みました。

(無料登録すれば3記事読める)


つまるところ、エジンバラフリンジは夢見る若い俳優達を借金地獄へと落とし現実を見させる場所といったところでしょうか。こんな言わなくても、と思ってしまう私は無知なだけなのでしょうか?


やはりせっかくお金をかけていくのだから、何かしらの目的を持った方が有意義になると思う。その一つとして、エジンバラフリンジとは何なのか:俳優にとってどんなものか?社会的役割は?という質問は必要不可欠な気がする。

観客としてただそこに行っただけで、この人たちの苦悩が垣間見えるかは分からないが、そんなとこにも注目してみたいと思う。


次回の記事では、自分なりの劇評ポイント、そしてこの旅の終わりに結論づけたいものを書こうと思う。



                    🍊

 


余談:

皆さんが存じ上げているかは知らないが、イギリスは4つの国でできている。全部イギリスでしょ?という質問は愚問である。というかイギリス人に怒られる(かつての私が経験したように)。それぞれは全く違う国であり、私は今までイングランドを出たことがなかった。今回の旅では、スコットランドという新しい国へ踏み出す。つまるところ、言語も文化も違うのだ。とりわけ私は彼らの言葉を聞くのがとても楽しみである。


同じ英語でしょ?


Technically, yes, BUT.


スコティッシュを舐めてはいけない。イングランドの人は、それを全く違う言語だという。

私はイギリス英語のアクセントを聞き取るのが好きで、北の方のアクセントは特に私の好みである。だから私は新しい英語に触れられることにとてもワクワクしている。私はこれを今回の旅の裏テーマにしようと思う。というかむしろこっちの方が舞台よりワクワクしている。



、、、なんてことはまるでないはずだ。



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